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四十九年、前年度を大きく下回る水準になった

2011.11.19

増加も四十八年いっぱいで、四十九年に入ると石油ショックによる先行きの見通し難、金融引締め、建築費の高騰から急速に投資意欲が減退し、一転して伸び悩みの傾向が出てくる。四十年の不況期を除いてほぼ前年比二ケタの伸びを続けてきたのが、四十九年に入ると金融引締め、予算繰延べなどの公共事業の抑制策から伸び悩みに転じ、同年の九月からはついに前年を下回る水準となった。この傾向は引締めが解除となった五十年度まで続いた。

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年度末に補正・財政の追加による受注増があったが、前年の不振の影響が大きく七・五%も前年度水準を下回ってしまった。増加した海外工事を除く国内工事だけでは、一〇%を越える減少である。このように前年度を大きく下回る落ち込みは過去になかったことである。この不況がいかに深刻であったかがわかる。五十年度の大手建設会社の個別受注高をみても、四十九年度比一割前後の低下は当り前で、二割近く減少した会社が多かった。この傾向は五十一年度も続いた。同年度の伸びはわずか二・四%であった。