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耐久消北財的な感覚で「消費」される

2011.09.30

日本の住宅は、終戦後から大きく変わりました。それまでは、地元の大工さんが建てる昔ながらの「在来工法」が全国どこでも主流でしたが、戦後になってからは、洋風だが和風だかわからないような住宅ばかりが建って、それまでの美しい瓦を屋根に乗せた美しい木造建築の姿は、日本中からあっという間に消え去っていきました。とくに、一九六〇年以降は、日本人の生活も洋風化の一途をたどり、住宅建築はさらに変化を遂げます。少々むずかしい話をしますと、構造的には、在来工法のほかに、ブロック造、北米生まれで壁面を組み合わせて造る2×4(ツーバイフォー)、コンクリート造、工場で生産したパネルを組み合わせるパネル工法などが現われました。建築方法も、従来は地元の大工さんに任せていたものが、強大な資本力をもった住宅メーカーによる建て売り住宅方式の供給へと急速に変化していきました。経済成長に支えられながら、住宅はますます「商品」としてのカラーが強まり、耐久消北財的な感覚で「消費」されるようになっていきます。もしもだめになれば、また建て替えればいいといった意識をたくさんの人がもつようになったのも、おそらくこの頃からではないでしょうか。

[参考]
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