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一般住宅で床暖房を施工する場合

2011.09.30

床下換気口がある家では、床暖房は不経済になるだけ一般住宅で床暖房を施工する場合、もっとも注意すべきは、床下の断熱状態によって熱ロスが大きくなることです。床暖房で暖房費がかかりすぎるというのは、熱の原理を知らないか、無責任な施工をすることから起こります。その点、床下通気をとるタイプの床下は、床下は外気に開放されているため、床下の熱はどんどん外に逃げてしまいます。床下温度が低いと、床暖房の熱は、温度が低くてより抵抗の少ない床下に集中的に逃げようとします。床暖房を被覆する断熱材を入れても(入れないよりましですが)、熱はどんどん床下に逃げていきます。部屋の温度を二二℃程度に保つためには、床の表面温度は二八℃程度を必要とし、外気開放型の床下でこの温度にするためには、温水温度を六〇℃近くで運転することになり、まるで床下の空気を暖めるために暖房しているようなものになるのです。また、一部屋だけの施工で温度を保とうとすれば、床暖房の通湯温度を上げざるをえず、この場合には床材が乾燥しすぎて、変形や床鳴りなどのクレームの原因になります。高気密・高断熱住宅で床暖房をする場合、基礎断熱の家でも防湿コンクリートの下に全面、断熱材を敷き詰めたほうが熱ロスが少なくなります。一般住宅では断熱したベタ基礎の上に床暖房を施し、直接床を張る方法が効果的でしょう。なお、床暖房をする際の床の表面温度は最高でも三二℃以下、通常は二八℃までにします。これは、人間の皮膚の表面温度が三三〜三四℃なので、床暖房をこれ以上の温度にすると、低温火傷のおそれがあるからです。

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