年間に何千棟も建てるような大手のハウスメーカーなら、監理もしっかりしていて安心でしょうか。いいえ、相談機関に寄せられる欠陥事例には大手企業のケースもたくさんあります。大手だからといって安心できないのが、工業製品と違って手づくりの要素が多い家づくりの特徴なのです。「注文住宅の大手」とか「プレハブ大手」などという言葉には決して惑わされないようにしたいものです。ハウスメーカーに工事の体制を聞くと、どこも「監理は自社でするが工事は協力工務店に任せている」という答えが返ってきます。ハウスメーカーの営業範囲は広いですから、各地の営業所ごとに地元の工務店を下請けとして確保しています。そこからさらに各種の工事業者に仕事が流れていきます。大手こそ、下請け、孫請けという住宅業界の仕組みにしっかりはまっているわけです。もちろん、監理が十分に行われていれば欠陥事例などないはずです。ところが実態はそうではありません。大手の住宅にも、常識では考えられないような手抜きやミスが発生しているのです。むしろ建築棟数が多い分だけ、大手のほうが欠陥事例も多くなっています。ば必ずしもそうではなく、実績はなくとも真摯な態度で臨む業者かもしれないわけです。ここが住宅業界の注意のしどころで、シロートにはチェックが難しいとされるゆえんです。とはいえ、そうとばかり言っていたのではラチがあきません。より信頼性の高い業者を選ぶにはどうすればいいか?その要点を整理しておきましょう。●免許を確認して業者名簿を閲覧する。宅地建物を扱う業者は免許が必要です。その免許番号は必ず事務所や広告に明示してあるので、まずはそれを確認。5年に1度更新するので、番号の先頭のカッコ数字が大きければ営業年数が長いということ。長ければいいということではありませんが、短いよりはマシとはいえるでしょう。その業者の名簿が大臣免許なら建設省に、知事免許なら都道府県の担当課に置いてあります。これには過去の営業実績や行政処分歴(事故歴)などが記載されているので、信用度を計る上でやや有効です。●業界団体への加盟の是非。不動産業界にはいくつかの業界団体があります。ここへ加盟するには一定の資格が必要なので、加盟していることが信用度の目安の1つといえるでしょう。トラブルの相談窓口を設けているところもあります。
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